なんとも意外な組み合わせですが、なんといっても「レッド・ツェッペリン加入の誘いをことわった」伝説のブリティッシュ・ロックシンガー、テリー・リードさんと、ジェスロ・タロのイアン・アンダーソン先生。まあ、年代的にはお知り合いだとは、思いますが実に意外な共演が実現しました。
リードさんがボーカルで、それに絡む特徴的なフルートがアンダーソンさん。バッキングには、マンチェスター・ストリングス・カルテットが参加しています。それで、あのバッド・フィンガーの大名曲「デイ・アフター・デイ」をカヴァーしたというので、少々驚きました!なんで??
最近ではTVドラマ「ブレイキング・バッド」のエンディングで、「ベビー・ブルー」が使われて、改めて名前が取りざたされることがありましたが、70年代のこのバンド自身の最大のヒット曲がこの「デイ・アフター・デイ」です。フロントマンのピート・ハムさん(若くして自殺されました)の曲で、ジョージ・ハリソンさんがプロデュースしています。
アンダーソンさんは、「エレガントで、ノスタルジックな経験だったよ」とおっしゃっていますが、ま、さほどこの曲には興味がないようです。
お好きだったのは、リードさんの方でしょう。
「私は、常にこのバンドとこの曲は好きでしたが、改めて聴き直して、この曲のギターを弾くのは、素晴らしかったよ!」
リードさんは、以前からバッド・フィンガーのギタリスト、ジョーイ・モーランドさんとは親交があるようですね。
ともあれ、貴重な共演です!
こちらで聴けます。
こちらがオリジナルの「デイ・アフター・デイ」(1971)