カリスマ・レコードを作った男、トニー・ストラットン・スミスの伝記!

 キース・エマーソンさんのナイス、ヴァンダーグラフ・ジェネレータ、そしてジェネシスのマネーシャーであり、あのフェイマス・カリスマ・レコードの創始者である、トニー・ストラットン・スミス<Tony Stratton-Smith>さんの新たな伝記<Strat! The Charismatic Life And Times Of Tony Stratton Smith>が発売されます。
 クリス・グルーム著の本作は、前書きをピーター・ガブリエル大先生がお書きになってますぞー。発売は6月11日、英国 Wymer Publishingより。
 トニー・ストラットン・スミスは、もともとデイリー・エクスプレスのスポーツ・ジャーナリストでした。ところがビートルズに感化されて音楽業界に興味を持ち、1968年にナイスのマネージメント業を始め、翌年1969年にカリスマ・レコードを設立。なんといっても、一番の偉業はジェネシスと契約して、1970年に「トレスパス」をリリースしたのを皮切りに、Pガブ時代のジェネシス作品をリリースしたことですね。
 そのほかにも、もちろんバンダーグラフさんや、ボンゾドック・ダダ・バンド、リンディスファーン、レア・バード、ストリング・ドリヴン・シング、ブランドX、モンティ・パイソンのレコードなどを出しました。
 この方は、1987年にすい臓ガンを患って53歳であっさり亡くなってしまいますが、いい人だったんでしょう。この後にリリースされたマリリオンのアルバム「旅路の果て」<Clutching At Straws>は、この人に捧げられてます。あと、翌年に発表された、エマーソンさんのユニット「3」の<On My Way Home>という曲も、このストラットン・スミスさんのことを歌った曲らしいですね。

出版社のサイトからプレ・オーダーも可能です。
 

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