ミック・ジャガー、デイブ・ギルモア、ブライアン・フェリーも独立反対の署名!

 日本では、おそらく誰も知らない事でしょうが、英国(正しく言えばグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)ではスコットランドの独立を問う住民投票が9月18日に予定されており、ちょっと不穏な雲行きになってきました。以前には、ほぼ独立派が過半数を占める事は無いと見られていましたが、かなり微妙な情勢になりつつあるからです。(以前はスコットランドの独立など夢物語でしたが、北海油田の利権をてこに現実味を帯びてきたのです。)
 この件に関して、デビット・ボウイさんは既に今年の初め、ブリット・アワード(英国版アカデミー賞)の席上で、「スコットランドは、我々と共にあるべきだ」と独立反対の意思表示をしていますが、ここへ来て多くのミュージシャンや俳優、セレブが同様の意思表示をした事が報道されています。
 具体的には歴史家のダン・スノウとトム・スノウがスタートした<Let’s Stay Together>というキャンペーンの一環として、スコットランドの有権者に訴えかける「手紙」という形式の呼びかけに、女優のジュディ・ディンチやパトリック・スチュワート、ホーキング博士、Xファクターの審査員として有名なサイモン・カウエル、作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェーバー、ミュージシャンのブランアン・フェリー、クリフ・リチャード、デイブ・ギルモア、そしてサー・ミック・ジャガーらがサインしたというものです。
 この人たちは、当然イギリス人ではありますが、スコットランドの出身者ではないので、民族独立と言うデリケートな問題に口を出すという意味では、ちょっと不思議に見えます・・。しかし、実はスコットランドが独立する事になれば、英国全体にとっては大問題です。影響もかなりあるわけで、「手紙」は非スコットランド人からスコットランドへの「お願い」という形で、「これからも一緒にやろうよ」と呼びかけている内容なのです。
 英国の現政権は保守党で、スコットランドの独立にも当然反対な訳ですが、リベラル側の労働党もスコットランドが地盤という問題があり、もしスコットランドが独立して労働党側も分断されてしまうと、イングランドは永劫に超保守政権が続き、スコットランドも独立を主導したナショナリスト政権になってしまうだろうという厳しい現実があります。
 当然、スコットランドは当面EUからも除外されますし、英国全体もEUから脱退という方向に行きかねません。その意味ではヨーロッパ全体の問題でもあるわけです。
 とは言え、憎きイングランドから独立するというのは、スコットランド人の長年の夢でもあります。ショーン・コネリーのようなスコットランド、ナショナリストはともかく、この地にはスーパービックとは言えないまでも、素晴らしいミュージシャンが多いので、スコットランド人ミュージシャンたちの本音を聞いてみたいものですね。
 

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