さよならキャプテン!<牛心臓>

 ミュージシャンであり、また画家でもあったキャプテンビーフ・ハートことドン・ヴァン・ヴリート(Don Van Vliet)が、12月17日(2010年)北カリフォルニアの病院で、患っていた多発性硬化症のために亡くなった。享年69才。
 80年代からすでに音楽世界からは遠ざかっており、砂漠で蟻に砂糖をやりながら絵を描いている・・・と伝えられていたが・・。ザッパ亡き後、アメリカン・アヴァンギャルドの伝説的巨星ともいえるアーチストが、ついに亡くなってしまった。合唱。
 彼の音楽は、プログレとは呼べない。あくまでブルース・ロックだが、とことんアヴァンギャルドなブルース・ロックである。60年代にはブルースは一番カッコイイ音楽だった。そのブルースをドラッギーでサイケでグルグル巻きの域にまで高めたのが、キャプテン・ビーフハートなのだ。
 音楽だけでなく、後に画家になった彼のアーティスティックなビジュアルも見逃せない。鱒のかぶり物で手を振る超不気味なレコードジャケットの衝撃は、今でも相当な物だが、1960年代にすでにこんな事をやっていたアーチストがいるのだから凄いとしか言いようがないだろう。

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