アンダーソン教祖の隊長への最後のお言葉

「彼にE-mailを送ったけれど、もうその頃はかれは話せなかった」
先ごろ、元イエスのジョン・アンダーソン教祖が、死の床にあった元の相棒、クリス・スクワイア隊長に送った言葉が明かになりました。
ニューズウィークが伝えています。
「君の人生と音楽にありがとう」と言ったんだ。
「君抜きでは、僕がなしえたことは何もできなかったろう、そして、君が僕の人生の一部だったことを、すごく感謝しているよ」
アンダーソン教祖は続けます。
「音楽パートナーとしては、彼は僕とはとても正反対の男でね。我々はバンドの陰と陽だった。よくジョークで、僕はオビワンケノービで彼はダースベーダーだと言ったもんだよ!」
「ただその素晴らしいところは、僕は歌う観念そのものになり、そして彼のベースは、僕の歌を、そして詩を、僕の全てを映し出すということなんだ。」
 教祖は、今もそのバランスを追求し続けていると明かしました。

jonchris

「イエスの曲を、コンサートで演るときは、僕は常に言ってるんだ。『明白なことは、クリスの演奏と同じようにプレイしないとダメなんだということ。』なぜなら、それらの音階なしには、僕の声が正しく歌うことができないからね。」

 スクワイヤ隊長が、世界ツアーの直前に病に倒れたアンダーソン教祖を残して、代用ボーカルで十分とばかりにツアーを強行して以来、二人の亀裂は決定的となり、結局最後まで和解することはありませんでした。なので、ファンとしてはこの最後の言葉は、なかなか興味深いものがありますね。
 やや、自分を持ち上げすぎ(笑)ではありますが、オビワンとダースベーダーとはまさに言い得て妙です。
 
 先にも報じられているように、アンダーソン教祖は、現イエスに参加していない元メンバーのリック・ウェイクマン大臣とトレヴァー・ラビンさんを誘って、この10月からARWとしてツアーを開始する予定です。

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