ジョン・アンダーソン教祖とイエスがロックの殿堂で合体!これで最後!?

 それは長い長い、すれ違いと憎しみの連鎖でありました。故クリス・スクワイヤ隊長が、病に倒れたアンダーソン教祖をい置きざりにして、代役ツアーを始めて以来、イエスとその創立者である教祖の間には、深い深い溝ができ、その後一度も一緒のステージに戻ることはありませんでした。
 そうしているうちに、問題の発端である、スクワイヤ隊長はガンでお亡くなりに!逆にアンダーソン教祖は、元気になったのか、アンダーソン・ポンティ・バンドなどの活動を開始、さらに現イエスに参加していない元イエスの重要メンバー、リック・ウェイクマン先生と、トレヴァー・ラヴィンさんをともなって、ARWプロジェクトでツアーを始められます。
 ところが、なんとここへきて、アンダーソン教祖とハウ妖怪博士&アラン・ホワイト組のイエスさんが共演するというニュースが入ってきました。そのステージは来月(4月)催される、ロックの殿堂<Rock And Roll Hall Of Fame>のオープニングセレモニー。
 本当にロックミュージシャンにとって名誉なことなのでしょう、以前から仲が悪くなった大物ミュージシャンたちが集う最後のチャンスとしては非常に有名ですよね。(笑)この前も、シカゴとピーター・セテラの共演とかありましたね。
 ジョン・アンダーソン教祖は、4月7日に、スティーブ・ハウ妖怪博士、アラン・ホワイトさん、リック・ウェイクマン先生、トレヴァー・ラビンさん、トニー・ケイさん、ビル・ブラフォード殿下らとともに、ブルックリンのバークレー・センターでこの栄誉を授けられます。
 ビルボード誌が伝えるところによれば、このときステージで、彼らは一緒に「ラウンド・アバウト」、「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」、「ロンリー・ハート」を演奏するとか。
 教祖は「我々は強い絆のある、家族のようなもので、憎しみも絶えない。愛している人をいつも好きとは限らないようにね。でも、本当の祝い事があれば、すべてを忘れて、ただ一堂に会してお互いを見つめるのさ。それは仕方がないし、何の問題もないよ・・」おっしゃっています。
 さらになくなったスクリ・スクエア隊長について、「クリスはこの夜すべての人の想いの中にあるはずだ。彼は、いつも俺たちはロックの殿堂入りをしているべきだと、10年、29年前に言っていたからね。僕の方は、さほど思ってなかったけど・・」
 イエスは、ラッシュのゲディ・リーとアレックス・ライフソンの紹介で、殿堂に招かれます。今年は、同時にELOさん、パール・ジャムさん、ジャーニーさん、ジョーン・バエズさん、故トゥパック・シャクールさん、ナイル・ロジャースさんも殿堂入りされる予定です。

ARWはツアー中。

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