ロックの殿堂入り式典での、故スクワイヤ隊長以外のイエス・メンバー全員でのライブの熱気も冷めやらぬ間に、突然の発表です。
教祖率いる、アンダーソン、ラヴィン、ハウの3人が、ARWの前にイエスの文字を入れて、公式グループ名を<Yes Featuring Jon Anderson, Trevor Rabin, Rick Wakeman>とするとのことです。
サイトがこんなになってます!
http://yesfeaturingarw.com/
まあ、設立者の一人であるアンダーソン教祖は、当然「イエス」の商標使用権があるわけですが、絶頂期のメンバー3人が「イエス」を名乗っていることに関しては、遠慮していたのは間違いないでしょう。
ただ、スクワイヤ隊長がなくなり、ARWの方は3人で、向こうはハウ妖怪博士とホワイトさんの2人なわけですから、当然といえば当然の話。
「シンプルな話。ファンもそれを望み、我々も望んだし、名前を使う権利がある。イエスの音楽は、我々の遺伝子の中にこそあるのだから」
もちろん、営業的には<YES>があるとないとでは大違いなはず。
それでも、<YES>の名前を取り合うというより<Yes Featuring>としたのは、まだお上品というべきでしょうか?
一応イエス側のプレス担当者も、「もちろん商標の共同保持者である、ジョン・アンダーソン氏には使用権があります。イエス側としての立場は、プロモーター、チケット販売業者、すべての関係者は、イエスの驚くほど崇高で忠誠心の高いファンの皆さんに敬意を払い、その混乱を最小限する努力をすべきである、というものです」と某誌にコメントしていますね。
先日のロックの殿堂で、クラシカル・イエスの再結成の可能性を問われた、ハウ妖怪博士とウェイクマンさんは、ともにそれはありそうもないと否定していました。
同じ質問に対し、今回、アンダーソン教祖は「将来イエスが再結成するかどうか?に対しては、今は100%あり得ないと言えるね」と答えています。
<Yes Featuring ARW>のワールドツアーでが、今年の8月から10月にかけて北米大陸公演を行い、カールパーマーズELP、トッド・ラングレンさんと回る予定のようです。
また、それに先立つ今月(2017年4月)中旬に以下のように、日本ツアーが先立って行われます。
バンドの公式ベーシストは、リック・ウェイクマンのバンドでもやっていたリー・ポメロイさんになっていますが、ウドーさんの発表によれば、日本公演ではイアン・ホーナルという人が代役を務めるようです。都合がつかなったのでしょうか?
<Yes Featuring ARW Japan Tour>
メンバー
▪︎ジョン・アンダーソン(Vo)
▪︎トレヴァー・ラビン(G)
▪︎リック・ウェイクマン(Key)
▪︎ルイ・モリノIII(Ds)
▪イアン・ホーナル(B) ※リー・ポメロイから変更
●東京公演
2017年4月17日(月)・18日(火)・19日(水)
Bunkamura オーチャードホール 18:30 open/19:00 start
●大阪公演
2017年4月21日(金) あましんアルカイックホール 18:15 open/19:00 start
●広島公演
2017年4月22日(土) 広島クラブクアトロ 16:00 open/17:00 start
●名古屋公演
2017年4月24日(月) 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
18:30 open/19:00 start