ホルガー・シューカイ尊師とともに、ドイツの誇る前衛バンド、カン<Can>を結成した創立メンバーで、キーボードを演奏なさっていたイルミン・シュミット大先生のドキュメンタリー映画が、いよいよ発表されますね。タイトルは、<CAN and Me>で監督なさったのはマイケル・P・アウスト<Michael P. Aust>さん。9月28日/29日にチューリッヒ映画祭でプレミア上映されるようです。
シューカイ尊師も、ジャキ・リーベツァイトさんも亡くなってしまいましたあ。「自身も体調不良に悩まされているイルミン・シュミットは、バンドの物語を直接語ることができる最後のCANメンバーである」という通り現在85歳のイルミンさんが何を語っているのか?興味が湧きます。
この人は、シューカイさんと主にシュトクハウゼンに師事していた音楽家で、すでに指揮者として活動なさっていたまともな方でした。なんで、この道に・・・。
<Can>での活動とは別に、映画音楽作曲者としてヴィム・ベンダースらの映画にたくさんのスコアを提供しています。また、マーヴィン・ピークの問題作『ゴーメンガースト三部作』に基づいたオペラ作「ゴーメンガースト」も制作されました。
ドキュメンタリーには、シュミットさんの奥さんで<Can>のマネージャーも務められたヒルデガルトさん、ヴィム・ベンダースさん、ブライアン・イーノさん、ダモ・鈴木さんを始め多くの方がインタビューされていますねー。
日本で公開されるか楽しみです。
トレーラーが公開されてます。